【頼られます】これで完ペキ!知って得するアルジネート印象材の特徴
アルジネートって何なの?歯科医院勤めてまだ日が浅くてわからないよ・・・
アルジネートはわかるけど、扱いが難しくて。注意することとか先輩に聞きたいけど、忙しそうで声かけにくいし・・・
この記事では、こんな悩みを解決していきます。
歯科は覚えることや聞き慣れない用語がとても多くて、大変ですよね?そんな中でもアルジネート印象材は切っても切れないくらい頻繁に登場してくる材料の1つです。
少しでも早く覚えられれば、歯科医院でも一目置かれますし、頼りにされていきます。ゆくゆくはお給料アップも見込めますよ!ただでさえ人手不足な業界なので、これを読んでくれているアナタは、努力家で貴重な存在だからです。
この記事を書いてるハイムは、
◆キャリア20年超えの現役院内歯科技工士(インプラント学会認定技工士)
◆スタッフ教育歴18年
◆管理職・人事・財務・労務・営業・経営企画を経験
と経験豊富な経歴ですので、どうぞ安心して読み進めてくださいね
歯科助手さんでも衛生士さんでも度々使ったり、目にする材料だよね。今回はボクら技工士にも関わる重要なお話だよ!
具体的な取り扱い注意点を知りたい人は目次の2から読んでください
1.アルジネート印象材とは?素材を知っておこう
アルジネート印象材はどんなもの?
アルジネートは超簡単に説明すると海藻を粉にしたものが、主な原料なんですよ。上の写真のようなピンクやグリーンの材料のことを指します
アルジネート印象材はいつ使うの?
患者さんの歯型(はがた)を採る時に使います。目的は被せ物や仮歯などを作るためや、患者さんの口の中の情報を残しておきたい時の記録用としても使われています。
この歯型を採る行為を歯科では【印象を採る】とか【印象採得】って言うんですよ
アルジネート印象材はどうやって使うの?
それでは、アルジネート印象材の使用手順を簡単に書きます。
1.アルジネートの粉と水を計量した上でラバーボウルに入れ、素早く混ぜ合わせる
2.水と粉が混ざったら、規定の時間練る。この時、写真のようにボウルの側面に押 しあてて中に入った空気を抜きながら練っていく
3.素早くトレーに盛り付け印象採得をする
知らなきゃヤバい!?アルジネート印象材の特徴と注意点
ここからはアルジネートの性質と注意点についてお話します。重要なこともあるからしっかり付いてきてくださいね!
アルジネート印象材の性質
わかりやすく説明するとアルジネートは『ふえるワカメちゃん』と一緒なんです。カリッカリッの小さいワカメに水かけて思った以上にいっぱいになった経験ないですか?「やべっ、こんな食べれない・・・」みたいな(笑)
最初にお話したようにアルジネートも海藻からできているので同じように水で膨らみ、乾燥すると縮む性質持ってるんです。
◆主成分は水。この増減で型取りの精度(寸法、サイズ)が大きく変わる
◆乾燥すると縮む
◆型取りのあと水の中に漬けると、さらに水を吸って膨らむ
この素材は【水】が鍵を握る重要な要素なんだよね
アルジネート印象の失敗を防ぐための注意点
歯科医師の治療は時間にシビアです。なるべくなら失敗はしたくない・・・。型取りに失敗すると時間のロスとともに患者さんの型取りの苦痛も2倍になってしまいます。
以下にアルジネート印象材の取り扱い注意点をまとめましたので参考にしてください。
印象材を練るまでに重要なことがいっぱいあるから、印象採った後に石膏流す時に気をつけることは、この記事をどうぞ
まとめ:アルジネートは水と温度に気をつけよ!
今回はアルジネート印象材の特徴と取り扱い注意点を挙げました。
・アルジネートは水と混ぜ合わせて使用する
・使わないときは粉の容器は密閉しておく
・粉と水は必ず計る
・使用する水の温度は常に一定にしておく
・練る時は脱泡も忘れずに
これで、アルジネートの取り扱いは完ペキであると同時に採った歯型で作られる歯科技工物の精度も向上し、作り直しも減って、医院経営にプラスになること間違いなしです
細かな話ですが、こういった小さなことの積み重ねが、とても大切で見落としてはいけないのです。少しずつ 勉強して自己成長に繋げていきましょう!
それじゃ、またね